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院長のあいさつ

院長から皆様へのご挨拶。

順天堂大学医学部卒業
日本脳神経科学会評議委員

若生直秀

ごあいさつ

院長略歴
順天堂大学医学部卒業 日本脳神経外科学会コングレス会員
防衛医科大学脳神経外科非常勤講師 小児脳外科学会会員
バージニア州立医科大学留学 脳卒中学会会員
日本脳神経外科学会評議委員 脳ドック学会会員

人間ドックも年々検査機器及び検査項目の充実に伴い、病気の早期発見に貢献して来ました。しかし、これまでの人間ドックは首から下の心臓・消化器等の異常を発見することに重点が置かれ、特に大切な「脳」に関する検査項目はありませんでした。その大きな理由として、侵襲的検査にあったと考えられます。
これまでの検査は脳血管に造影剤を注入して「脳」の状態を調べるといった検査を行なわなくてはならず、かなりの苦痛が伴い、時には事故が起こる可能性もあり特に自覚症状のない健康なドック受診者にこのような検査をおこなうことはできにくかったのです。

ところが、ここ数年のハイテク医療機器の開発により、MR(磁気共鳴)診断装置の出現及びその改良により「脳」の硬い頭蓋骨に囲まれたいわゆる「ブラックボックス」の中が簡単にしかも危険がなく、短時間で、手にとるようにわかる様になりました。このMR診断装置は「脳」の検査だけではなく、これまで行われて来た総合的に身体をチェックするドックに加え、個別の病気や器官・臓器別に対象を絞ったより精度の高い、なんの苦痛もない非侵襲性の専門型人間ドックを可能にしました。

日本は世界的にも脳卒中すなわち脳血管障害の発生率が高く、ガンや心臓病に続いて死亡原因の第3位を占める三大成人病の一つと言われています。 脳卒中は主に血管が破れる脳出血、クモ膜下出血と、血液が詰る脳梗塞の総称で、毎年50万人以上が倒れ、そのうち12万人が死亡しております。その発作が何の前触れもなく突然襲ってくることから、恐ろしい病気とされ運良く一命を取り止めても手足の麻痺、失語症や発作を繰り返して行くうちに起ってくる痴呆症など重い後遺症に長く悩まされることが多く、社会的生活が困難となることもまれではない病気と言えます。
その原因の多くが脳卒中によるものといわれ、高年齢化社会の到来に合わせて脳卒中発作後に発現してくる痴呆症も多くなっており社会問題にもなっています。今までは発作が起きてからから治療するといった対症療法的治療が主体でしたが、MR診断装置を駆使することにより早期に病気を発見し、予防医学的見地からの治療を推し進めていかなければなりません。